子どものインフルエンザ予防接種、費用と助成は?回数と、住んでいる自治体で確認すること
子どものインフルエンザ予防接種は任意接種で、健康保険は使えず原則自己負担です。13歳未満の注射は2回。市区町村の独自助成は、対象年齢・金額・受け取り方が自治体ごとに違います。厚生労働省のQ&Aと2自治体の2026年度の案内をもとに、確認したい点をまとめました。
対象地域:全国(費用助成は市区町村ごと。例として東京都港区・千葉県市川市) / 情報確認日:2026.10.06
インフルエンザの予防接種の案内を見かける時期になりました。子どもの分はいくらかかるのか、助成はあるのか。先に答えをまとめます。
子どものインフルエンザ予防接種は、希望して受ける「任意接種」で、健康保険は使えず原則自己負担です。 ただし、市区町村によっては独自に費用を助成しています。対象年齢・金額・受け取り方が自治体ごとに違うので、住んでいる市区町村の案内で確かめます。
この記事は2026年10月6日時点の、厚生労働省と2つの自治体の公式情報をもとにしています。
費用は、原則自己負担
厚生労働省のQ&Aによると、インフルエンザワクチンは乳幼児の定期接種の対象になっておらず、希望した人が任意接種として受けています。接種は病気の治療ではないため健康保険が適用されず、原則として全額自己負担で、費用は医療機関によって異なります(厚生労働省「インフルエンザワクチン(季節性)」Q&A)。
同じQ&Aでは、定期接種の対象でない人についても、市区町村によっては独自の助成事業を行っている場合があるとしています。
回数は、年齢とワクチンの種類で変わる
注射で受ける不活化ワクチンは、厚生労働省のQ&Aで次のように示されています。
- 生後6か月以上3歳未満 → 1回0.25mLを2回。
- 3歳以上13歳未満 → 1回0.5mLを2回。
- 1回目のときに12歳で、2回目のときに13歳になっていた場合も、12歳として2回目を受けてかまわないとされています。
鼻にスプレーする経鼻弱毒生ワクチンは、小児と若年者のインフルエンザ予防を目的に2023年に薬事承認されました。下で紹介する港区と市川市の2026年度の案内では、経鼻ワクチンの助成対象は2歳以上で、回数は1回です。注射と経鼻のどちらを受けるかは、医療機関で相談します。
今日は、ここまででも。 「住んでいる市区町村名+子ども インフルエンザ 助成」で、自治体の公式ページを1つ開いてみる。それだけで大丈夫です。
自治体の助成は、ここが違う
2026年度の案内を2つ見てみると、同じ「子どものインフルエンザ予防接種の助成」でも、しくみがかなり違います。
東京都港区(港区「令和8年度子どものインフルエンザ予防接種」、2026年9月30日更新)
- 対象は生後6か月以上、高校3年生相当年齢まで。
- 助成額は注射1回あたり4,500円、経鼻ワクチンは9,000円。差額は自己負担です。
- 区から届く予診票を使い、医療機関で支払う費用から助成額が差し引かれます。
- 実施期間は2026年9月24日から2027年1月31日まで。経鼻ワクチンの助成は2027年1月22日までです。
千葉県市川市(市川市「令和8年度 子どものインフルエンザ予防接種費用助成(任意接種)」、2026年9月28日更新)
- 対象は生後6か月から中学校3年生まで。2026年度に対象が広がりました。
- 助成額は注射1回あたり1,500円、経鼻ワクチンは3,000円。
- 接種後に、領収書の写しなどを付けてWebで申請し、あとから振り込まれます。申請の受付は2026年10月20日からです。
- 対象者への個別の通知はありません。
このように、自治体によって「窓口で安くなる」か「あとで申請して受け取る」かが違います。あとで申請する場合は、領収書を捨てずに取っておきます。
住んでいる自治体で確認すること
公式ページで、次の4つを確かめておくと迷いません。
- 対象年齢。 中学生まで、高校生まで、など自治体によって違います。
- 助成額と回数。 注射と経鼻で金額が違うことがあります。
- 受け取り方。 予診票を持参するのか、接種後に申請するのか。必要な書類も確認します。
- 期間。 接種期間と申請期限の両方を見ます。
インフルエンザ予防接種で迷いやすいこと
いつごろ受ければいい?
厚生労働省のQ&Aでは、インフルエンザは例年12月〜3月ごろに流行し、流行状況に応じて流行を迎える前に接種することが望ましいとしています。13歳未満の注射は2回なので、2回目の時期も含めて医療機関と相談します。
去年受けたら、今年はいらない?
同じQ&Aでは、ワクチンはそのシーズンに流行が予測されるウイルスを用いて作られるため、昨年受けた人も今年の接種を検討するほうがよい、としています。
卵アレルギーや持病があるときは?
鶏卵や鶏肉などにアレルギーのある人、持病がある人などは、接種にあたって注意が必要なため、あらかじめ医師に相談するよう厚生労働省が案内しています。不安なことは、予約の前にかかりつけ医に相談します。
ワクチンについて相談できる窓口は?
厚生労働省は「感染症・予防接種相談窓口」(0120-995-956、午前9時〜午後5時、土日祝日・年末年始を除く)を設けています。助成の手続きは、住んでいる市区町村の担当窓口に問い合わせます。
次にすることは、1つだけ。 住んでいる市区町村の公式ページで、対象年齢と「受け取り方」だけを確認しておく。
