子どもの顔写真をAIサービスに使う前に|確認しておきたいこと
子どもの絵や写真をAIで加工する前に知っておきたいリスクと、確認しておくとよいことを紹介します。総務省の注意喚起をもとに、公開範囲や写真の選び方の工夫をまとめました。
子どもの絵やイラストを、AIで動かしたり物語にしたりできるサービスが増えています。楽しそうだからこそ、写真や絵をアップロードする前に少しだけ確認しておきたいことがあります。
アップロードした画像がどう扱われるかを知っておくと、選ぶときの安心材料になります。 この記事では、公的機関の注意喚起をもとに、確認しておきたいポイントを紹介します。
なぜ、顔写真の扱いに気をつけたいの?
総務省は、生成AIによって顔写真が悪用される被害について注意を呼びかけています。自分の顔写真が性的な画像に加工されたり、他人の画像に顔だけ入れ替えられたりする被害が報告されており、こうした画像を材料に金銭を要求される手口も確認されています。
この注意喚起では、SNSやインターネットに顔写真を安易に載せないこと、信頼できない相手とのやり取りで顔写真を送らないことが呼びかけられています。子どもの写真も同じで、アップロード先が信頼できるかどうかを確認する習慣が、リスクを減らす第一歩になります。
では、実際にAIサービスを使うとき、どこを確認すればよいのでしょうか。次の章で具体的に見ていきます。
アップロード前に確認したい3つのこと
- 画像がどう使われるかを、利用規約かサービスの説明で確認する。 「学習に使われることがある」「第三者に提供されることがある」といった記載があるかを見ておくと、そのサービスに何を託すかを判断しやすくなります。記載が見当たらない・分かりにくいサービスは、利用を一度立ち止まって考える材料になります。
- 削除できるかどうかを確認する。 アップロードした画像を後から削除できる仕組みがあるか、問い合わせ窓口が用意されているかも、安心して使えるかの目安になります。
- 顔がはっきり写っていない写真や、本人が描いた絵を使う方法も検討する。 顔写真そのものでなくても、後ろ姿や、描いた絵を主役にする形であれば、加工されるリスクを抑えられる場合があります。
SNSに投稿するときも、同じ考え方で
AIサービスに限らず、SNSに子どもの写真を投稿するときも、公開範囲を確認する習慣は役立ちます。友だち限定の公開設定にする、後ろ姿や横顔を選ぶ、顔の一部を隠すなど、載せる情報を選べる場面はいろいろあります。
画像だけでなく、子どもがAIチャットボットに話しかける機会が増えてきた家庭では、年齢に応じた保護者の設定方法もあわせて確認しておくと、家庭内のルールを一度に整理しやすくなります。入力した文章や画像がAIの改良に使われるかを確かめる設定は「AIに入力したことは学習に使われる?」で紹介しています。
今日は、公開範囲の設定を確認するだけでも十分です。
一度に全部を見直す必要はありません。
つくりこが、絵をAIで扱うときに考えていること
つくりこでは、子どもが描いたキャラクターを絵本に生かす企画を検討しています。元の絵をどこまでAIで加工するか、購入前に仕上がりを確認できる仕組みをどう作るかは、現在も検討を続けている段階です。現時点では画像のアップロードや加工の受付は行っていません。
実際にサービスとして始める際には、画像がどう扱われるか、保存期間、削除の方法をこの記事のような形で分かりやすく案内する予定です。仕組みが決まるまでは、確認できていないことを確認できたことのように書きません。
よくある疑問
子どもの絵をAIで加工するサービスは、どれを選べば安心?
利用規約に画像の使われ方が具体的に書かれているか、削除の申し出ができるかを確認する方法があります。それでも判断がつかない場合は、無理に使わず、まずは家庭内で絵を楽しむ方法を選ぶ選択肢もあります。
すでにアップロードしてしまった画像が心配なとき、どうすればいい?
サービスの問い合わせ窓口から削除を申し出る方法があります。悪用の疑いがある場合は、料金の要求などに応じず、周りの大人や警察、消費生活センターなどの相談窓口に相談することが呼びかけられています。
次にすることは、今使っているサービスの説明を1つ読んでみるだけ。
それだけでも、次に選ぶときの判断材料が増えます。
