生成AIを子どもと使い始めるとき|家庭のルールの決め方と年齢の目安
学校でも話題の生成AI。家庭ではいつから、どう使わせるか迷う方に向けて、年齢による向き合い方の違いと、使い始める前に決めておきたい3つの約束を紹介します。
「うちも生成AIを使わせていいのかな」。学校でも話題になり、気になっている方も多いのではないでしょうか。
年齢の目安と、家庭で先に決めておきたい約束ごとをまとめました。
年齢によって、向き合い方を変える
生成AIとの付き合い方は、年齢や発達段階によって変わります。低年齢のうちは大人と一緒に使う前提で、少しずつ子ども自身でも使う場面を増やしていくイメージで考えるとよいでしょう。
- 未就学〜低学年 → 大人と一緒に使う。 1人で入力させず、そばで画面と会話を見ながら使います。
- 中学年ごろ〜 → 使う場面を家庭で決めてから。 調べ学習の相棒として使うなど、目的を絞って始める家庭もあります。
- 年齢にかかわらず共通 → 答えをそのまま信じない。 出てきた内容が正しいかどうかは、別の情報源でも確認する習慣をセットにします。
学校での生成AI利用については、文部科学省が教職員向けのガイドラインを公表しています。家庭での使い方に直接あてはまる内容ではありませんが、学校がどんな考え方で向き合っているかを知る手がかりになります。
使い始める前に、3つだけ決めておく
道具を渡す前に、次の3つを家庭内で先に決めておくと、使い始めてからの迷いが減ります。
- 名前・住所・園や学校の名前は入力しない。 個人情報保護委員会も、生成AIサービスの利用にあたって個人情報の入力に注意が必要だと注意喚起しています。
- 使う時間や場面を先に決める。 「宿題の前に5分だけ」など、始める前に区切りを決めておくと、終わらせやすくなります。
- 出てきた答えは、そのまま使わない。 絵や文章、調べものの答えも、最後は大人と一緒に見直す前提にします。
今日は、約束を3つ決めるだけでも十分。 実際に使うのは、約束が決まってからで大丈夫です。
家庭で使うときに、気をつけたいこと
約束を決めたあとも、次のような点は都度確認しておきたいポイントです。
- 写真や絵を入力するときは、誰が写っているか確認する。 子ども自身や友達の顔が写った画像を入力する前に、大人が内容を見ます。
- 無料で使えるサービスでも、利用規約・年齢制限を確認する。 サービスによって対象年齢や保護者の同意が必要な場合があります。
- 答えに驚いたり、怖くなったりしたら、その場で話を聞く。 予想外の返答が出ることもあるため、そばで様子を見ながら使います。
つくりこでは、子どもが描いた絵をもとに商品を企画する構想があります。将来的にAIを使う場面が増えても、ここで挙げた「個人情報を入力しない」「大人と一緒に確認する」という考え方は変わらない前提で進めます。
よくある疑問
何歳から1人で使わせていい?
サービスごとに利用規約上の年齢制限があるため、対象年齢は個別に確認してください。年齢を満たしていても、最初のうちは大人がそばで見ながら使うことをおすすめします。
学校で使う生成AIと、家庭で使うものは同じ?
学校では、文部科学省のガイドラインに沿って、教員が目的や範囲を決めて利用する場面が多くあります。家庭で使う場合は、学校とは別に、家庭なりの約束を決めておくとよいでしょう。
使わせない、という選択もあり?
学年や家庭の考え方によって、しばらく使わないという判断も1つの選択です。無理に早く始める必要はなく、周りの状況を見ながら、家庭のペースで決めてかまいません。
次にすることは、1つだけ。 まず、入力しないと決めることを1つ、家族で話してみることから。
