鉛筆・クレヨンの持ち方はいつから教える?年齢の目安と、直したいときのコツ
クレヨンや鉛筆をぎゅっと握って持つわが子。2歳頃までの握り持ちはよくあることです。持ち方が変わる年齢の目安と、教え始めるタイミング、すでについた持ち方を無理に直さないコツを紹介します。
「鉛筆、ぎゅっと握ったまま……」。クレヨンや鉛筆の持ち方が気になっても、焦って直す必要はありません。
年齢の目安と、無理なく誘っていくコツを紹介します。
2歳ごろまでは、握り持ちで十分です
手のひら全体でぎゅっと握る「握り持ち」は、2歳くらいまではよく見られる持ち方です。この時期は、正しい持ち方を教えるより、描くこと・塗ること自体を楽しむ時期と考えてよいでしょう。
- 2歳まで → 握り持ちでOK。 手指の力や動かし方が育つ途中の段階です。
- 3〜4歳ごろ → 指先が器用になり、持ち方が変わり始める時期。 文字や絵への興味も出てくるタイミングです。
- 4〜5歳ごろ → 親指・人差し指・中指で持つ「三角持ち」が安定してくる子も。 個人差が大きく、この年齢で完成している必要はありません。
急がず、子どもが道具に慣れていく過程として見てあげましょう。
教え始めるなら、3〜4歳ごろが目安
指先がかなり器用になり、文字の読み書きにも興味を示し始める3〜4歳ごろが、持ち方を教え始める1つの目安です。子どもが楽しそうに書いている様子が見られたら、そばで持ち方を見せてみるタイミングとも言えます。
- まず、大人が持って見せる。 「こうやって持つと描きやすいよ」と、言葉より動きで伝えます。
- 短い時間だけ、一緒に持ってみる。 長時間の練習にせず、遊びの中で数分試す程度で十分です。
- できた・できないを評価しない。 今日はうまく真似できなくても、次の機会にまた誘えば大丈夫です。
今日は、見せるだけでも十分。 実際に真似できるかどうかは、また次の機会に。
すでに定着した持ち方は、無理に直さない
小学校入学を控えた年長さんや、入学したての1年生になってから「今のうちに直したい」と力が入ってしまうこともあります。しかし、いったん身についた持ち方を完全に直すのは難しいとされ、親が強制的に直そうとすると、かえって書くこと自体を嫌がるようになる場合もあります。
- 今の持ち方で困っていないか(疲れやすい、字が乱れる等)を先に確認する。
- 直すなら、短時間の練習を気長に繰り返す前提で取り組む。
- うまくいかない日があっても、そこで終わらせてよいと考える。
無理に直すことより、「描く・書くことが嫌にならない」ことを優先して考えてみてください。
迷ったときの選び方
正しい持ち方にこだわりすぎず、次のように考えると気が楽になります。
- 楽しく描けているなら → 今は見守るだけでよい。 持ち方より、取り組む気持ちを大事にする時期もあります。
- 本人が「持ちにくい」と困っているなら → 一緒に持ち方を試す。 困りごとから入ると、練習が本人の望みに沿いやすくなります。
- 就学が近く、字の書きやすさが気になるなら → 短時間の練習を無理なく重ねる。 一度に直そうとせず、気長に付き合います。
よくある疑問
矯正グッズは使った方がいい?
持ちやすさを補う道具として使う家庭もありますが、必須ではありません。使う場合も、本人が嫌がるようなら無理に続けず、様子を見ながら判断してください。
利き手はいつ頃わかる?
利き手がはっきりしてくる時期には個人差があります。両手を使う様子が続いても、この年齢の範囲では珍しいことではありません。気になる場合は、健診等で相談する方法もあります。
クレヨンと鉛筆で、持ち方は同じでいい?
クレヨンは太く握りやすいため、細い鉛筆とは持ち方の感覚が変わることがあります。クレヨンで慣れた持ち方が、そのまま鉛筆に移らない子もいるため、道具が変わったタイミングでまた様子を見てあげましょう。
次にすることは、1つだけ。 今日描いた絵や字を、まずは「描けたね」と受け止めることから。
