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なぐりがきはいつから?1〜2歳のおえかきの始め方と、点や線の見守り方

なぐりがきは、つかまり立ちができる1歳前後から始まることがあります。点から線、丸へと変わっていく流れと、大きな紙・持ちやすい画材・大人がそばにいる時間で始める方法を、画材メーカーの解説をもとにまとめました。

つくりこ編集部公開
床に広げた大きな紙に、ぐるぐるの線を描いて笑う小さなつくりこ
この記事の目次
  1. なぐりがきは、いつごろ始まる?
  2. 点から線、丸へ。紙の上の跡はこう変わっていく
  3. はじめてのなぐりがき、どう用意する?
  4. 描いているとき、どう声をかける?
  5. なぐりがきで迷いやすいこと

ペンを握らせてみたら、紙をトントンたたくだけ。これでいいのかな、と迷う方もいるかもしれません。

なぐりがきは、つかまり立ちができる1歳前後に始まることがあります。 最初は点や短い線で十分です。大きな紙を用意し、大人がそばにいるときに、短い時間から始めます。

なぐりがきは、いつごろ始まる?

サクラクレパスの「子どもの絵の発達について」(舟井賀世子先生の解説)では、なぐりがきは、つかまり立ちができる1歳前後に始まると説明されています。最初はトントンと紙をたたくように点を打ち、その音を楽しむ段階です(サクラクレパス「子どもの絵の発達について」)。

始まる時期には個人差があります。1歳を過ぎても描こうとしない、ペンより口に入れるほうに興味がある、という時期もあります。そのときは画材をいったんしまい、また別の日に出してみます。

点から線、丸へ。紙の上の跡はこう変わっていく

同じ解説では、跡の変化が次のように紹介されています。

  1. 点 → 紙をたたいて、音と跡を楽しむ。
  2. 短い線 → 線が紙に残ると、それを意図して繰り返す。 弓のような線や横線、縦線を楽しむようになります。
  3. 往復する線・渦巻き → 2歳ごろ。 「ブーブー」などとつぶやきながら描き、意味を持たせはじめます。
  4. 重なった丸と、その説明 → 2歳後半から。 描いた丸に「これはパパとママだよ」と意味をつけて話すようになります。
点を打つ、線を往復させる、丸を重ねる。紙の上の跡が少しずつ変わっていく様子を、3人のつくりこが見せている
点、線、丸。何が描けたかより、手を動かして跡が残ることを楽しむ時期です。

この順番は目安です。何歳で丸が描ける、と決めて比べるためのものではありません。いまの子どもがどの跡を楽しんでいるかを見る手がかりにしてください。

今日は、ここまででも。 点や線だけでも、なぐりがきは始まっています。上手に描かせる必要はありません。

はじめてのなぐりがき、どう用意する?

編集部からは、次の3つで始める方法を提案します。

  1. 大きな紙を、テープで机や床に止める。 腕を大きく動かしても、紙がずれにくくなります。新聞紙や包装紙の裏でもかまいません。
  2. 小さな手で持ちやすい画材を1〜2色。 箱やパッケージの対象年齢と注意書きを、使う前に確かめます。
  3. 大人がそばにいるときだけ出す。 席を外すときは、画材ごとしまいます。

まだ何でも口に入れる時期は、特に見守りが必要です。日本家族計画協会の誤飲チェッカーの解説では、生後5か月を過ぎると何でも口に入れるようになり、3歳の子どもが口を開けたときの最大口径は約39mmとされています(日本家族計画協会「誤飲チェッカー」)。折れたクレヨンの小さなかけらやキャップは、出しっぱなしにしないようにします。

画材選びについて、サクラクレパスは小さな子ども向けのクレヨンを選ぶポイントとして、材料(安全性に配慮されているか)、大きさ(小さな手に合うか)、耐久性(投げたり力を入れたりしても割れにくいか)の3つを挙げています。口に入れて確かめようとする時期があるため、特に材料と大きさに注意したい、という説明です(サクラクレパス「小さなお子さまがクレヨンを食べてしまった場合の対処法やクレヨンの選び方を解説」)。

同じ記事では、クレヨンを口に入れてしまったときは、口に残っているものを取り除き、うがいをする(うがいができない子は、濡れタオルなどで口の中をふく)手順が紹介されています。のどに詰まって呼吸が苦しそうなときは救急車を呼ぶこと、せきや顔色の悪さなど様子がおかしいときは医師に相談することも書かれています。他社の製品は、それぞれのパッケージや案内を確認してください。

机に紙をテープで止め、隣に座った大人のつくりこが、描いている小さなつくりこを見守っている
紙を止めて、隣に座る。それだけで始められます。

描いているとき、どう声をかける?

この時期は、何を描いたかを聞くより、動きや音、色をそのまま言葉にするほうが返しやすいかもしれません。

  • 「トントン、いい音だね」 点を打っているとき。
  • 「シューって長い線だね」 線が伸びたとき。
  • 「赤がぐるぐるしてる」 色と動きを一緒に。

「これはなあに?」と聞いても、まだ答えられない時期です。2歳ごろに子どもの方から「ブーブー」などと話し始めたら、その言葉を受け止めて返します。

なぐりがきで迷いやすいこと

紙からはみ出して、机や壁に描いてしまう

紙を大きくする、机の下に新聞紙を敷くなど、はみ出しても困らない場所を先に作っておくと、止める回数を減らせます。壁や床に描いてしまったときの考え方は「壁や床に落書きされたら」にまとめています。

クレヨンとクレパス、どちらから始める?

サクラクレパスのよくあるご質問では、クレヨンは線で表現することが主体になる低年齢の幼児などに適している、と説明されています。違いは「クレヨンとクレパスの違いは?」で紹介しています。

なぐりがきの紙も、残しておく?

全部を残す必要はありません。気に入った1枚に、日付と年齢だけ書いておくと、あとで点から線に変わった時期を見返せます。

次にすることは、1つだけ。 大きめの紙を1枚、テープで机に止めておく。

出典・参考情報

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