子どもの絵に何を書き添える?日付・年齢・その子の言葉の残し方
子どもの絵の裏に、日付と年齢、描いたときに話した言葉を鉛筆で一言。あとで見返したときに、その日を思い出す手がかりになる書き添え方と、言葉の聞き取り方、写真で残すときの工夫をまとめました。
描いた絵は、しばらくたつと「これ、いつ描いたんだっけ?」「何の絵だった?」となりがちです。
絵の裏に「日付・年齢・その子の言葉」を、鉛筆で一言。 すべての絵でなくても、気に入った1枚に書いておけば、何年かあとに見返したとき、その日のことを思い出す手がかりになります。
書き添えるのは、日付・年齢・その子の言葉
サクラクレパスが公開している舟井賀世子先生の解説では、2〜3歳ごろの絵について、子どもが話した言葉を鉛筆などで添え書きしておくとよい思い出になること、日付やコメントを入れておくことが紹介されています(サクラクレパス「子どもの絵に関するお悩みについて(声かけ・収納編)」)。
これをもとに、編集部では次の3つから始める書き方を提案します。
- 日付 → 年と月だけでも。 「2026.10」のように短く書きます。
- 年齢 → 「4さい3か月」など。 きょうだいがいる家庭は名前も添えると、あとで迷いません。
- その子の言葉 → 聞いたままを。 「これは雨のおうち」「ママがわらってる」など、大人の言葉に言い換えずに書きます。
日付だけでも、描いた時期はわかります。けれど小さな子どもの丸や線には、絵だけでは読み取れない、その子なりの意味が込められていることがあります。そのとき聞いた一言が残っていれば、見返すときに「このときは、こう見えていたんだね」と話すきっかけになります。
鉛筆で、裏の決まった場所に書く
書き方に決まりはありません。編集部からは、続けやすくするために次の3つを提案します。
- 鉛筆で書く。 舟井先生の解説でも鉛筆などが挙げられています。ペンは紙によっては表までにじむことがあるので、迷ったら鉛筆にしておくと安心です。
- 裏の右下など、書く場所を決めておく。 毎回同じ場所なら、表の絵を邪魔せず、あとで探すときも迷いません。
- 裏に書けない作品は、メモを添える。 厚い紙や両面に描いた絵、立体の作品は、小さなメモ紙に書いて、一緒に保管する袋や箱に入れておきます。
今日は、ここまででも。 冷蔵庫や壁に貼ってある1枚の裏に、今日の日付だけ書いておく。言葉は、次に聞けたときで大丈夫です。
言葉を聞くときは、当てずに待つ
「これはワンちゃん?」と大人が先に名前をつけると、子どもが本当は何を描いたのかを話す前に、答えが決まってしまうことがあります。聞くときは、次のような順番がおすすめです。
- 見えたことを、そのまま言葉にする。 サクラクレパスの教育関係者向けサイトでは、「ここのところ赤く塗ったんだね」のように、子どもが描いたものを見たままに言葉にする声かけが紹介されています(サクラクレパス エデュース「のびのび絵を描ける声掛けの方法」)。
- 「お話、聞かせて」と聞いてみる。 何を描いたかを当てる質問より、子どもが自分の言葉で話し始めやすくなります。
- 聞いた言葉は、直さずに書く。 言い間違いや、その時期らしい言い回しも、そのまま残しておきます。
話したがらない日は、無理に聞かなくてかまいません。日付と年齢だけでも、十分な記録です。
写真で残す絵にも、同じ3つを
絵を写真に撮って残す場合は、写真アプリの説明欄やメモに、日付・年齢・その子の言葉を入れておきます。紙の裏に書いた絵なら、表と一緒に裏も1枚撮っておくと、紙と写真で同じ記録が残ります。
写真を家族や知人と共有するときは、絵や書き添えに子どもの名前や園名が写っていないかも見直します。共有しない写真と、共有する写真で、書く内容を分けておく方法もあります。
書き添えで迷いやすいこと
何歳ごろまで書き添えたらいい?
決まりはありません。自分で日付や題名を書けるようになったら、子ども自身に書いてもらうのも1つの方法です。その字の形も、その時期の記録になります。
たまっている絵にも、さかのぼって書くべき?
覚えていない分は、無理に書かなくて大丈夫です。季節や年の見当がつくなら、「2026年 夏ごろ」のように幅をもたせて書いておきます。
子どもが「書かないで」と言ったら?
絵は子どものものなので、その気持ちを優先します。裏にも書かずにメモ紙に書いて別に残す、写真の説明欄だけにするなど、絵そのものには触れない残し方を選べます。
次にすることは、1つだけ。 次に「見て」と絵を持ってきたら、「お話、聞かせて」と聞いて、その一言を裏に書いてみる。
